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 お茶の水聖書学院
ギリシャ・トルコの旅−使途パウロの足跡を訪ねて
(2005年3月15日〜3月25日)
11日間の旅の雑感 宮本 三枝子 |
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今回の旅は、OBIにおける飯島先生の「聖書の世界」を受講された学院生たちが、講義を通して聖書の世界に魅せられ、実際に現地を訪れてみたいとの熱い思いと発意によって、増田学院長のご理解のもと実現された。 私もこの貴重な旅の一員として許され、参加できたことは、主の恵みであり心から感謝している。
一行のメンバーは、団長の飯島先生はじめ、チャプレンとして藤原先生、学院生、その友人たち、及び添乗員含めて総勢20名の旅立ちであった。11日間のかなりハードな旅程だったが、大した問題も起こらず、健康も支えられ、天候にも恵まれ、全行程を無事果たせたことは主の守りの中にあったと確信する。その背後に残された皆様の温かいお祈りがあったことを信じ感謝している。旅の間、暖かな主のご臨在を覚えたと誰もが語っていたことが心に残る。
旅立つ前、飯島先生は「この旅の目的は、“聖書のみことばの真実を知る”ことである」と私たちに諭された。11日間のパウロの足跡をたどる旅はまさにその目的を実感した旅だった。観光名所を巡り歩く旅とは違って、まさに「パウロの足跡」のみを追い求めた充実した心豊かな旅だった。
キリストの愛と霊に燃やされたパウロが、異邦人伝道のために様々な艱難辛苦をも厭わず熱情を持って歩んだその同じ道を辿ることが出来たことは、一キリスト者として得がたい貴重な経験であった。交通の不便な時代、ただ一心に主の福音を携えて歩いたパウロの驚くべき広域の行程のほんの一部の訪問ではあったが、この旅を通して当時のパウロの心情と苦労の幾ばくかは理解出来たような気がする。
パウロは小アジヤからヨーロッパに向けて伝道旅行をしたのに対して、私たちの旅はヨーロッパ側のアテネから入り、逆のコースを辿った。「私たちの旅は、パウロの背中ではなく、パウロの顔と対面しながらの旅です!」とは飯島先生の名言である。パウロの足跡を追って数多くの場所を訪ねたが、思い出すままその幾つかを記させていただく。 |
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