●教会音楽科選択コース 石井江理子
「もはやひとりではなく、取り囲まれて」
10年前、私は教会の奏楽の奉仕について悩んでいました。信徒奉仕者として音楽について専門の学びをした事がなく「信頼できる方に相談したい、もっと学びたい」という必要を感じました。そんな時、お茶の水の地で、教会音楽を学ぶことができると知り、さっそく申し込みました。
初めの3年間は総合コース〔オルガン、声楽、聖歌隊指導、講義(賛美歌史、礼拝と音楽、教会音楽史)、デボーションの時〕、その後は自由に選択し、音楽の学びを続けています。選択は複数自由(たとえば、前期はオルガンと聖歌隊、後期はオルガンと声楽、など)です。
経験豊かな先生から礼拝にふさわしい曲について、作曲者や作詞者、基になるみ言葉、曲が作られた背景・歴史を良く調べる事の大切さなど、多くのご指導をいただきます。それぞれの曲は、一枚の楽譜のなかで立体となり、多くの人々が時を越えて共に讃美している、という事を深く感じるようになります。さらに、共に学ぶ学院生の取り組む姿勢に刺激され、励まし合い恵みを分かち合うことができます。そして行事等を通して、この学びの場を支えて下さる多くの先生、先輩、教会の皆さんがおられることを覚えます。
奏楽や聖歌隊の奉仕の時、私はもはやひとりではなく、多くの人々に取り囲まれて、共に神様を讃美しているのだと感じます。何という“安心”でしょうか。
安心して学びを続ける事ができるお茶の水聖書学院に導いて下さった神様に感謝します。
●加藤かおり
「神様は素晴らしい」
OBI教会音楽科での学びは10年目になります。入学試験でオルガンと声楽の実技がありましたがどちらも十分にはできませんでした。しかしそんな私でも本科3年を恵みにより卒業させて頂き、現在は継続コースで学んでいます。
昨年度の学年末発表会で今まで味わったことのない賛美の世界を体験しました。オルガン演奏を始めて間もなく心が曲の中にスーッと吸い込まれて行き、美しい神様の国の庭をスキップし始めたのです。演奏している自分の手や足は見えますが心は神様との楽しい交わりの時間を過ごしていました。「先生方が私たち生徒へ教えてくださろうとしている賛美とはこれだったのか!」と初めて気づきました。
音楽を演奏するにはオルガンにしても歌にしてもテクニックや知識が必要です。先生方は繰り返し忍耐強くそれを私たちへ教えてくださいます。しかしテクニックを習得することが到達点なのではなく、その先にある賛美を通して味わうことが許される神様の世界を証しすることが教会音楽の目的であることを知りました。
学院で学んだことは他にも沢山あります。それら全てに共通して言えることは「神様は素晴らしいお方である」ということです。
・30歳代 会社員(女性)
ここでの学びが教会奉仕に役立ち、すぐに用いることができるので感謝しています。・50歳代 会社員(女性)
聖書を体系的に学ぶことができました。オルガン奏法や歌唱法も個人レッスンでしたので、とても勉強になりました。
・20歳代 会社員(女性)
同じ志をもった方々と交わり、ともに賛美できる恵みと喜びを味わうことができました。
・40歳代 小学校教員(女性)
みことばを賛美することの大切さ、奉仕者としての心構えなど、良い学びをさせていただきました。